資金調達の全体像(その1)
2016.03.05
資金調達の全体像についてお話ししてみます。
とてもとても基本的な内容になりますが、
結構、整理できていない方がおおいのではないでしょうか。
先ずは、簡単な一覧にまとめてみます。
<全体イメージ>
内容 | |
融資 |
・親族からの借入 ・日本政策金融公庫からの融資 ・信用保証付き融資 ・銀行等からのプロパー融資 ・ノンバンク等からの融資 など |
補助金 |
・経産省系等の研究開発系、補助金・助成金 ・厚労省系等の補助金・助成金 など |
直接金融 |
・投資育成株式会社 ・VC ・個人投資家 ・社債の発行 など |
中小企業支援法 の活用 |
・経営革新 ・新連携など ※根拠法:中小企業新事業活動促進法 |
その他、ファクタリングによる、事実上の資金調達方法もあります。
また、保険や共済等の契約者貸付も利用できます。
以上の分類に関しては、別段、私が勝手に書いているだけで、
学問上?決まっているわけではありません。
社長さんだったら、さらっとで結構ですので、確認してください!
なお、中小企業の支援をしている(特に資金調達支援をしている)
士業やコンサルの先生なら、これくらいは頭に整理しておきましょう。
是非、暗記してください。
基本中の基本です!!
私ごとですが、ごくごく稀に
「吉田さん、資金調達について15分くらいお話しして頂けませんか?」
といきなり言われることがあります。
過去には、150人くらいの会場で、一参加者として参加していた
とあるセミナーで、司会者(←よく知っている)さんから、
いきなり指名をされて、演題に呼ばれて15分くらい資金調達のお話しを
したことがあります。
このときはさすがに焦りましたが、
この「資金調達の全体像」について、実務経験を絡めたお話しを
さらっとお話しさせて頂きました。
この全体像を暗記していれば、そういうシーンでも利用できますよ。
よって、是非、専門家の先生には、知っておいてほしいと思っています。