・「補助金・助成金って簡単にもらえるものなのか?」 ・「どれくらいの確率で貰えるものなのか?」
・「補助金・助成金は1000くらいあると聞いたが、
自社が申請できる制度をどうやって探したらよいのか?」 ・「専門家に申請のお願いしたらどれくらいの確率で貰うことが出来るのか?」
果たしてどうなのでしょうか・・・?
これらの疑問についてご説明していきましょう。
1.補助金・助成金って簡単にもらえるものなのか? これには大きな誤解があるようです。「助成金で 資金調達 したいんです。知り合いから介護事業に対して国が予算をたくさん計上していると聞いたのですが、だから弊社ももらえるんですかね? その知人は簡単に助成金をもらったそうなんですよ」というような質問をもう何度となく受けたことがあります。
もう既にご説明していますが、補助金・助成金は大きく二つに分かれます。
1.人材に関する助成金 (厚生労働省管轄の制度))
2.技術・研究開発に関する助成金 (経済産業省等の管轄の制度)
「簡単にもらえる・・・」と勘違いしているのは、「人材に関する助成金」のことなのです。だからといって誰でも貰えるものではありません。それなりに申請要件が厳しいですよ。逆に要件に合えば貰える可能性が高いのです。しかしながら、「人材に関する助成金」は、年々、要件が厳しくなり、貰うのが難しくなってます。資金調達するのは大変ですよ。
それに対して「技術・研究開発に関する助成金」ですが、これは基本的に対象要件に合えば、比較的、誰でも申請することは出来ます。だけど実際に貰えるかどうかは非常に厳しい審査をパスしなければなりません。
一次審査、二次審査・・・。
厳しい審査を経なければなりません。
これらの制度の違い・・・、理解してもらえましたか?
つまり、「人材に関する助成金」を受給された事業者さんはたくさんいらっしゃると思います。そういう経営者の方が「面倒だけど、意外と貰えるものだなあ、資金調達できちゃったなあ」と勘違いしてしまう傾向があるようです。この辺をくれぐれも勘違いしないようにして下さいね。
最も多い 資金調達 の“誤解”です。
2.どれくらいの確率で貰えるものなのか? それではその助成金ですが、申請すればどれくらいの確率で貰えるものなのでしょうか? 「人材に関する助成金」は先ずは要件に合致するかどうかが大きな問題です。
それでは「技術・研究開発に関する助成金」はどうなのかといいますと、%で表現すると10%前後です。10%の会社しか資金調達できません。
そう、100社申請して10社くらいです。
100社中10社ほどしか、助成金による 資金調達 は成功しないわかです。
これは制度によって異なります(「これがポイント」も参考にして下さい)。5%ほどの確率しかない制度もありますし、20%前後の確率のものもあります。地方自治体が実施する制度では何と、30%、40%という高確率の制度もあります。
まあ、資金調達 できる可能性はそれほど高いとはいえません。
例えば、新事業開拓助成金(現「事業化助成金」)の過去の採択状況について説明しましょう。
平成15年度は368社申請して、54社が採択されています。採択率は約15%程です。平成14年度は148社申請して、31社が採択されています。採択率は約21%程です。平成13年度は285社申請して、41社が採択されています。採択率は約14%程です。
このように、採択率は年々異なります。
この採択率も気なるところですが、この「新事業開拓助成金」は全国の事業者を対象としているものです。全国の事業者対象の制度に2〜300社しか申請していません。
全国に中小企業は一体どれくらいあるのでしょうか? ざっと、2〜300万社くらいはあるでしょう(いい加減な数値だったらすみません)。そうすると全国0.01%との会社しか申請していないわけです。これは非常にもったいないです。先ずは助成金の制度を知ることです。
3.どうやって制度を探すのか? それではどうやって“1000ある”と言われている補助金・助成金の中から、どうやって自社が申請可能な制度を探せば良いのか? これは非常に困りますね。
セオリーは、「助成機関のHPに常に目を向けておく」ということです。だけど、これはとても大変なことです・・・。そんな時間はありません。
だからもっと簡単な方法をお知らせしましょう。
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たまに地方の制度もご紹介することもありますが、ほとんどは全国を対象としている制度です。これだけでも年間数百の制度をご紹介することになります。
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4.専門家にお願いしたら採択率は上がるのか?
これはよく質問されます・・・。経営者からすると当然、そう思います!私が経営者(依頼者側)だったら、やはりそう思います・・・。
専門家に申請書作成の依頼をしますと、その報酬額はピンキリですが、「10万円〜40万円」でしょうか? また成功報酬は、受給額の「10%〜30%」くらいが相場のようです。
さて、「吉田さんに依頼したらどれくらいの確率なのですか・・・?」という質問をされたら次のように回答しています。
「私が申請書を作成したからといって10%の確率が、40%、50%に上がるとは思えませんね。審査するのは助成機関ですから・・・。しかし、私がお手伝いしたら、事業内容が理解できないような申請書にはならないでしょう。経営者が自分で作成した申請書を数多く見てきましたが、ほとんど内容が理解できません・・・。ということは、申請した方の多くの書類は“理解しにくい”ということです。まあ、そういう、くだらない理由ではじかれるようなことは避けることが出来るでしょう」。
というようような内容で回答しています。「私が作成すれば確率は50%になります」なんて怖くて言えませんね。これは私の本音です。
それと、もう一つ。例えば、「創造技術研究開発助成金」という制度があります(現在は公募されていません。)。この応募要領だけも50ページくらいあります。
先ほどの「事業化助成金」も資料を全部ダウンロードしてみたら、全部で70ページくらいありました。
助成金による 資金調達 って大変ですね。
これらの制度を申請するには、これらの書類に目を通さなければなりません。これは経営者にとって苦痛です・・・。「だから専門家にお願いする」という考え方もあながち間違いではないでしょう。
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